今オフ、FAになるイチロー外野手(41)との来季契約について、マーリンズのマイケル・ヒル編成本部長が、あらためて前向きな姿勢を示した。昨オフ、第4の外野手として1年契約したものの、レギュラー陣の相次ぐ故障や不調などもあり、イチローはチーム最多の153試合に出場。シーズンを通して故障なくプレーし続けた。同本部長は「チームに溶け込んでいたし、年の離れた若い選手とも互いにサポートし合い、信頼関係を築いた。基本的に、彼にはぜひ戻ってきてほしい。まだまだメジャーリーガーとして貢献できると思う」と、残留オファーの用意があることを明かした。

 あと65本と迫ったメジャー通算3000本安打、あと2の通算500盗塁など大記録への期待も大きい。「素晴らしい記録で、ぜひ見てみたい。その点については代理人とも話している」と、マ軍全体に記録達成を後押しする空気があるのも追い風。相思相愛でもあり、交渉解禁となるワールドシリーズ終了後にも、残留交渉が本格化しそうだ。