米大リーグ、ドジャースに日系人監督が誕生した。父がアフリカ系米国人、母が日本人で沖縄生まれのデーブ・ロバーツ新監督(43)が1日、本拠地のドジャースタジアムで就任の記者会見に臨み「ドジャースの目標は常にチャンピオンになること。偉大な業績をさらに発展させたい」などと抱負を語った。

 メジャー初の黒人選手、ジャッキー・ロビンソンをデビューさせたドジャースにとって、初の非白人監督でもある。新監督は「沖縄、日本は自分の一部。マイノリティーとして初めての仕事で、責任は大きい」と決意を口にする。会見を見守った母親の栄子さん(67)は「まさかここまで来るとは。沖縄の親戚や友達も、みんなびっくりしている」と感激の面持ちだった。

 現役時代は俊足の外野手でドジャースにも所属し、野茂英雄、石井一久両投手と同僚だった。メジャー通算は打率2割6分6厘、23本塁打、213打点、243盗塁。パドレスでベンチコーチなどを務めた経験を持つ。