ポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指す広島前田健太投手(27)が15日未明、羽田空港から渡米した。報道陣の問いかけに無言のまま会釈だけで、ロサンゼルス行きの飛行機に搭乗し、機上の人となった。

 渡米は夢実現への大きなステップとなる。米国内の病院でメディカルチェックを受け、代理人アダム・カッツ氏らと直接、情報交換する。さらには移籍先の有力候補の1つとされるドジャースなどの本拠地、施設を訪問するプランもあるという。前田は4日に球団からポスティング制度を利用した大リーグ移籍を容認され、日本時間10日に交渉解禁となった。