ヤンキース田中将大投手(27)が8日、成田空港から米ニューヨークに向けて出発した。離陸前に空港で取材に応じ、メジャー3年目シーズンに向けて意気込みを語った。

 昨年10月に右肘の骨棘(こっきょく)除去の内視鏡手術を受けたが「12月に日本に帰国してから、すべて順調にいってると思う。キャンプ地(フロリダ州タンパ)に入ったら暖かい気候の中で調整できる。状態を見ながらになりますけど、楽しみです」とリラックスした様子で話した。平地で20球程度の投球練習なら、問題なくできているという。

 昨季までは直球の被本塁打が目立った。「しっかり意図したところに投げられれば結果は違った」と直球の精度向上を掲げ、「1年間投げたらしっかり超えないといけない」とシーズン200イニング登板をノルマとした。

 身重のまい夫人はひと足先にニューヨークに入り、第1子の出産予定日を控えている。出産の立ち会いを希望しており「楽しみな部分も不安な部分もある。おなかの変化も、もう1カ月くらい見てない。大きく違いが分かると思うんで、楽しみですね」と再会を心待ちにしていた。