レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(30)が、プロ初となる1試合4被弾で敗戦投手となり、チームは2連敗で早くも王手をかけられた。

 1回はわずか8球で3者凡退と順調な立ち上がりだったが、2回に先頭の4番バティスタに四球を与え1死一塁から6番トロウィツキーに2ラン、5回には先頭の8番ピラーに左翼ポール際フェンスぎりぎりにソロ、1死無走者で1番カレラにソロ、2死無走者で3番エンカーナシオンにソロと、1イニング3被弾。5回、84球で降板し、5安打、2四死球、4三振で5失点(自責5)だった。

 メジャーでは13年6月25日のヤンキース戦と今年8月2日のオリオールズ戦で1試合3被弾しているが、4被弾は日米通じて初。またメジャーのポストシーズン史上では、1試合4被弾は最多タイ記録となる。ポストシーズンは12年以来2度目の登板だったが、これで0勝2敗、防御率5・40となった。

 ダルビッシュは自身の投球を振り返り「ストライクゾーンちょっと困ってましたけど、ランナーいないところでどんどん真っすぐを狙ってきてたので、そこを相手にうまく打たれたなという感じです」と話した。