マーリンズは16日(日本時間17日)、レッドソックスからフリーエージェント(FA)になっていた田沢純一投手(30)を2年契約で獲得したと発表した。米メディアによると、総額1200万ドル(約13億8000万円)で1年目が500万ドル、2年目は700万ドル。

 田沢はメジャー2球団で初めてのナ・リーグ所属で、イチロー外野手(43)の同僚となる。ヒル編成本部長は獲得に際し、イチローの助言を受けたことを明らかにし「多彩な武器を持つ投手で、救援陣のいい補強になる」とコメントした。

 田沢は社会人野球の新日本石油ENEOS(現JX-ENEOS)から2009年にレッドソックスに入団し、同年メジャー初登板。10年に右肘靱帯(じんたい)再建手術を受けて翌年復帰し、13年には中継ぎとしてワールドシリーズ制覇に貢献した。

 今季は53試合で3勝2敗、防御率4・17。メジャー通算では302試合で17勝20敗4セーブ、防御率3・58。