水原一平被告はドジャース大谷翔平投手の口座から盗んだ金の一部、約32万ドル(約5000万円)を野球カード購入費に充てていたとされる。連邦地検はカードを転売し、利益を得る目的だったとみている。

地検によると、水原被告は1~3月、大谷の口座にある金で、大谷やヤンキースのフアン・ソト、ヤンキースで活躍した往年の名選手ヨギ・ベラ氏のカードを購入していた。米国は野球カードの収集家が多く、高値で売買されることもある。ヤンキースで56年に3冠王に輝いた名選手ミッキー・マントル氏の野球カードは、22年に行われたオークションで史上最高額の1260万ドル(約19億5000万円)で落札された。