来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への参加が決定したアストロズ青木宣親外野手(34)が21日、都内で会見し、侍ジャパンへの思いを語った。

 ヤクルト時代の06年、09年に続く3度目の出場となるが、拠点を米国に移してからは初となる。「アメリカで5年もやってきて、すごく日本人だと意識させられる場面が多くあった。代表の話をもらった時に、ぜひとも出たいと思った」と話し、今夏に小久保裕紀代表監督(45)が米国を視察に訪れた際には既に、出場希望を伝えていたと明かした。現時点で発表されているメンバーでは最年長。「気付いたことや経験を後輩たちに伝えたい。メジャーリーガーのこともよく知っている。その辺は助言できると思う」とリーダーの自覚も示した。

 青木の出場に対し、小久保監督は「日本の野球界のために力になれるのであれば喜んで出場しますと言ってくれた青木選手の思いを大変うれしく、心強く感じています。WBC優勝経験もあり、5年間MLBで活躍している青木選手の出場はチームにとって大きな力になることは間違いありません。中心選手として世界一奪還へチームを導いてほしいと期待しています」とコメントした。