ダイヤモンドバックス中後悠平投手(27)が14日、招待選手としてメジャー初のキャンプ初日を迎えた。球界最高年俸39億円を稼ぐグリンキーらと一緒に練習メニューを消化。ブルペンでは、変化球も交えながら47球を投げ込んだ。「緊張感はまったくなかった。これでええんか、というぐらい(笑い)。すごい投手もいますが、自分のすることは何も変わらないですから」。

 15年オフ、ロッテから戦力外通告を受けた一方で、ルーキーリーグからスタートしたダ軍では順調に昇格。8月からは3Aリノで13試合連続無失点の快投を続け、今キャンプに招待選手として合流した。ブッチャー投手コーチから「タフな左打者を打ち取る能力がある。いい競争になるだろう」と期待される変則左腕は「上(メジャー)に残りたいが、そんなに簡単じゃない。後悔ないように一生懸命やっていきたい」と表情を引き締めていた。(スコッツデール=四竈衛)