頼むぞ、青木!メジャーリーガーでただ1人、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場するアストロズ青木宣親外野手(35)が、オープン戦初戦でいきなり2安打1盗塁をマークした。メジャー173勝右腕、タイガースのバーランダーから投手強襲の内野安打を放つなど、上々の滑り出しを見せた。今日26日に帰国し、3月3日の阪神との強化試合(京セラ)から出場予定。なかなか調子が上がらない侍打線の救世主となる。

 青木がオープン戦初戦でいきなり結果を出した。早朝7時からバスに乗り3時間かけて敵地に乗り込み、タイガース戦に「1番左翼」で出場。相手先発はメジャー屈指のエース右腕バーランダーだったが、1回にいきなり投手強襲の内野安打を放った。後続が2者連続凡退した後の4番ホワイトの打席では、しつこく3度けん制された直後に二盗に成功。「バーランダーは結構、けん制が速いんで、今まで走ったことがなかったんですけど。思ったよりも走れた」と、大会本番のために足の感触も確かめた。