レッドソックスのムーキー・ベッツ外野手(24)の連続無三振記録が途切れた。

 「3番右翼」でブルージェイズ戦に先発した右打者のベッツは4回表、カウント2-2から相手左腕リリアーノの外からストライクゾーンに入ってくるスライダーを空振り三振した。

 これでベッツの連続無三振記録は129打席でストップした。同外野手は昨季158試合に出場して80三振。昨年9月12日のオリオールズ戦以来、三振していなかった。

 これはレッドソックスでは75年にデニー・ドイルが159打席無三振をマークして以降の最長記録だった。

 また大リーグ全体では、04年にフアン・ピエール(当時マーリンズ)が147打席連続無三振をマークして以来の最長記録だった。

 大リーグ公式サイトによると、同僚のベニンテンディ外野手は「すべての打席で彼は戦っている。何とかボールに当てるか、四球を選んで塁に出ようとしているんだ。最近では投手は90マイル中盤~後半の速球、そして80マイル後半~90マイル前半の抜いた球を投げる。そんな中、長期間、三振をしないなんてありえないし、素晴らしいよ」と話している。

 ただ個人記録に焦点を当てられるのを嫌うベッツは「そんな記録は無意味だ。(三振は)ただのアウト1つ。それ以上でもそれ以下でもない」とつれなかったという。