「2番DH」で出場した大谷翔平投手(26)が、2試合連続となる7号ソロ本塁打を放った。同点の8回、2番手の右腕ガルシアの外角直球を捉え、中堅右へ運んだ。打球速度107・1マイル(約172キロ)、飛距離440フィート(約134メートル)の豪快な1発。終盤で貴重な勝ち越し点を奪った。本塁打と分かるとベンチへ向けて指をさし、喜びを表現。チームをもり立てた。

7回裏に2番手の新人右腕ロドリゲスがピンチを背負いながら無失点と粘投。その直後、大谷が決勝弾を放ち、同投手にメジャー初勝利をプレゼントした。

7本塁打は両リーグトップタイとなり、2試合連続の本塁打は昨年7月30日のマリナーズ戦以来。また、60試合の短縮シーズンだった昨季は44試合の出場で7本塁打だったが、今季はわずか19試合で到達した。

第3打席まではアストロズ先発の右腕マクラーズに対し、無安打に抑えられた。第1打席は1回1死、フルカウントから85・3マイル(約137キロ)のナックルカーブを見逃し、三振に倒れた。外角にやや外れたボールのストライク判定に手を振り、苦笑いを浮かべて打席を後にした。

第2打席は4球目のナックルカーブを捉えたが、二塁ベース寄りに守備シフトを変えていた三塁手ブレグマンの正面で、三ゴロで凡退した。2点先制した直後の第3打席は5回2死一、二塁、内角のナックルカーブにややタイミングを外され、中飛だった。

第5打席は左腕レイリーに対し、空振り三振。この日は5打数1安打1打点で、4連敗中だったチームの勝利に貢献した。なお、大谷は翌日26日(同27日)のレンジャーズ戦に先発する予定。18年5月20日のレイズ戦以来1072日ぶり、約3年ぶりの復活星を目指す先発マウンドへ向け、弾みをつけた。