<ヤンキース3-11レッドソックス>◇27日(日本時間28日)◇ヤンキースタジアム

 ヤンキースがほとんど白旗寸前だ。宿敵レッドソックスに大敗。ワイルドカード争いトップを走るレ軍相手に連敗となり、ゲーム差が7に広がった。「7番DH」で出場し、最終打席で右前打を放った松井秀喜外野手(34)も「残り30試合?

 僕自身は目の前の試合を考えますけど、現実的にはかなりのペースで勝っていかないと厳しい」と沈痛な面持ちだった。

 7回までは2点を追う展開だったが、8回に中継ぎ陣が崩れた。ペドロイアの満塁弾など6安打で7点を奪われて勝負が決まった。ジラルディ監督は「努力が足りないというわけじゃない。ただこの2試合は思い通りの試合運びができなかった。現実を受け入れて、前に進むしかない」と厳しい表情で話した。