13日、ブレーブスに入団が決まった川上憲伸投手(33)は、にっこり笑って英語で自己紹介すると、力強い字で「魂」と書いた色紙を取り出し、意気込みを話した。

 -今の心境は。

 「日本でプロ(生活)を始めてから、さらに高いレベルで野球をしたいと思い、メジャーを目指して今まで頑張ってきた。僕のピッチングは魂を込めて1球1球投げること。それをこのアメリカの地でも実践していきたい」

 -入団の決め手は。

 「一番熱心に愛情を込めてアタックしてくれたので、その気持ちにこたえた」

 -武器は。

 「遅いカーブとカットボールが僕の中心の球になる。アメリカも、日本も逃げたら負け。気持ちで逃げずに投げたい」

 -アトランタの印象は。

 「日本と同じような気候だし、人々がすごく温かい。(球場は)マウンドは見ていないが、天然芝のグラウンドは素晴らしかった」

 -目標の成績は。

 「(具体的な)数字よりも、1年間しっかり先発ローテーションを守りたい」

 -同じナ・リーグのカブスに中日の同僚だった福留がいる。

 「(オフに)名古屋で何回かゴルフをしたが、アメリカがどうこうという話はあまりしなかった。(対戦の)チャンスがあれば頑張りたい。負けないように」