エンゼルス松井秀喜外野手(35)は2日(日本時間3日)、左翼に入りシートノックに参加した。「ひざの状態さえ良ければ、試合に入っても大丈夫」。昨年は1度も守備に就いていないが、不安な様子は見せない。

 ゴロを捕球しての本塁への送球や、左翼線の打球を処理して中継プレーの確認など。数は少なかったが、本番に近い動きだった。違和感なくこなし「あのぐらいだったら、今のところ大丈夫」と口調は明るかった。

 前日にはキャンプで初めてダッシュを行った。一夜明け「多少の体の張りはあるけど、ひざは問題ない」と言う。ひざへの負荷を徐々に高めても、ここまで状態は安定している。「何度か腫れが出た去年の経験がある。腫れが出ないようにしながら上げていきたい。慎重にやっている」。焦りは禁物と、手綱を締めることも忘れない。

 オープン戦は指名打者からの起用。出場時期について、ソーシア監督は「木曜日に様子を見て決めたい」と話した。4日(同5日)の初戦からの出場の可能性も出てきた。