<オープン戦:ブレーブス11-8ナショナルズ>◇5日(日本時間6日)◇米フロリダ州オーランド

 新天地で初登板したブレーブス斎藤隆投手(40)は新調したコンタクトレンズが合わず、制球に苦しんだ。1回で3安打を浴びて2失点し、「投げる以前の問題。今日は、無駄な時間とは言わないけど、残念だった」と悔やんだ。

 捕手のサインが見えず、集中力を欠いた。3番手でマウンドに上がった4回、先頭の左打者には振りかぶろうとしたところで投球を止め、プレートを外す。最後は外角を狙った速球が甘くなって右前打されると、次打者には初球を左中間二塁打。無死二、三塁のピンチを招いた。

 ここから2者連続三振を奪うも、なお2死二、三塁で右打者に対し、カウント2ストライクと追い込みながら、甘くなったスライダーを左中間へ2点二塁打された。「投げミス。球を完全に操り切れていないので修正しないと。やはり制球」。

 横浜時代に視力矯正手術を受けたが、ここ数年で再び視力が低下。コンタクトレンズを使用している。昨季はサインが見づらく、捕手にまたの下ではなく、上体でサインを出してもらっていた。

 40歳は「風もあったが、これぐらいの環境で見づらいのでは違う対応を考えないと」。今後は以前使っていたコンタクトレンズや眼鏡を試し、試合に備える。