<オープン戦:オリオールズ0-5ツインズ>◇8日(日本時間9日)◇米フロリダ州サラソタ

 わずか8球で終えた初戦の次は11球だった。オリオールズ上原浩治投手(34)がオープン戦2試合目も1回無失点の好投。「今のところ調整がうまくいっている」と満足感を示した。

 直球だけだった前回と違い「変化球もいろいろ試したい」と、捕手には変化球のサインを多めに出してもらった。6回に登板すると、先頭の5番打者には初球からカットボールを続けて追い込み、最後はフォークボールで三ゴロ。狙い通りの内容に「カットがよかった。この感じで投げられればいい」と自賛した。

 先頭打者を3球で片付けた後は空振り三振を奪い、簡単に2死。3人目の打者は拙守から安打を許したが、次打者を初球で退け余裕たっぷりにマウンドを降りた。

 3月中旬までは、制球に磨きをかけることを課題にしている。3日後に予定されている3度目の登板に向けて「まだ投げてない変化球もある。それをどうコントロールするか」と話した。