エンゼルス松井秀喜外野手(35)は20日(日本時間21日)、指名打者制がなかったオープン戦を欠場した代わりに、キャンプ地でジャイアンツ傘下のマイナーとの練習試合に出場した。安打は出なかったが、最多の5打席に立ち「慣れはだいぶん出てきた」と収穫を得た。

 3四球のうち2つは2ストライクと追い込まれてから。配球を読みながら際どい変化球を見極め、ファウルしながら甘い球を待ち構える。対戦したマイナー投手を「非常に我慢強い」と驚かせたように選球眼と対応力は次第に上がってきた。

 ただ、オープン戦は通算18打数2安打。この日も緩い変化球に三振したり、ライナー性の打球はなかった。ソーシア監督は「残り約10試合で主力をそろえ、打線を組み替えながら最善を模索する」という。松井は21日のマリナーズ戦から打撃を研ぎ澄ませる必要がある。

 それでも腰を据えて開幕に備える姿勢はぶれない。練習試合の前にはマイナー施設のプールへ。そこでの水流の抵抗を受けながらの歩行と、マシンによる筋力強化を1日おきに行い、ひざの不安を軽減させてきた。オープン戦は「数字よりも内容が問題」と落ち着き払っている。