メッツ高橋尚成投手(35)の代理人は5日(日本時間6日)、複数年契約を求めた高橋側と球団との残留交渉が決裂し、退団が決まったことを明らかにした。今後は新たな所属先を探すことになる。メッツとの独占交渉は同日が期限だった。

 高橋は代理人を通じ「残念ながら期限までに合意することはできなかったが、大リーグでのチャンスをくれたメッツには感謝している。フリーエージェント(FA)としての選択肢に期待している」とコメントした。

 高橋は移籍1年目の今季、マイナー契約から中継ぎとして開幕メジャー入りし、先発、救援、抑えとフル回転。53試合に登板し、10勝6敗8セーブと活躍した。

 米メディアは、高橋側が年俸400万~600万ドル(約3億4000万~5億1000万円)の複数年契約を求めたのに対し、メッツは1年契約で年俸150万ドル(約1億3000万円)プラス出来高払いを提示し、折り合わなかったと報じている。