米大リーグは21日、アスレチックスの野手組がフェニックスでのキャンプに合流し、エンゼルスから移籍加入した松井秀喜外野手は早速フリー打撃を開始した。63スイングの中には鋭い打球もあったが、詰まる場面も多かった。外野守備では膝の不安を感じさせず、ノックの打球を軽快にさばいた。松井がキャンプ初日からすべてのメニューをこなしたのは4年ぶり。

 レッドソックスの松坂大輔投手は初めて打撃練習に登板した。6人に対して38球を投げたが、制球にばらつきが目立った。オリオールズの上原浩治投手も打撃練習で28球を投げた。イチロー外野手は3人の投手が投げた計30球を打席で見極め、カブスの福留孝介外野手は3日連続で特打を行った。

 ブルワーズのベテラン斎藤隆投手は42球のブルペン練習。キャンプインが2日後に迫ったツインズの西岡剛内野手は、軽めの練習で備えた。