<レンジャーズ11-10エンゼルス>◇1日(日本時間2日)◇レンジャーズボールパーク

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(25)は5回を投げ4安打7失点で降板した。7三振6四球で防御率は4・38。9回裏に同点に追い付いたため8敗目は消えた。

 1回は3者連続三振、2回も3者凡退と快調な滑り出し。ところが3回1死後、連続四球を出すと一気に暗転した。1番トラウトを投ゴロ。併殺かと思われたが、二遊間の呼吸が合わずベースカバーが遅れた。ダルビッシュが送球したが野選となり満塁。続くハンターは遊ゴロ。6-4-3のゲッツーでチェンジのはずが二塁手のキンズラーが一塁へ悪送球。これで2者生還。気落ちしたダルビッシュに3番プホルスが襲いかかる。真ん中高めに入った146キロのツーシームを中堅左のスタンドへ特大の2ラン。これで0-4。さらに連続四球を与え6番カヤスポに右中間へ2点適時二塁打を許し計6失点となった。

 1イニング今季ワーストの6失点となる「魔の3回」。続く4回にも2死走者なしから四球と二塁打で1失点。5回を投げ被安打4ながら6四球。突然の制球の乱れがバックの守りのミスを呼び、大量失点につながった。

 試合は延長10回裏、レンジャーズが4点を奪い逆転サヨナラ勝ちした。