全米野球記者協会は26日、2014年の米国野球殿堂入り選手の候補者36人を発表し、大リーグのドジャースなどで活躍した野茂英雄氏(45)が日本選手として初めて選ばれ、通算355勝のグレグ・マダックス氏もノミネートされた。

 野茂氏は日本選手のパイオニアとして1995年にドジャース入り。1年目に13勝を挙げ、ナ・リーグ最多の236奪三振で新人王を獲得。その後2度の無安打無得点試合達成など123勝を挙げた。

 今回初めて候補入りしたのは19人で、野茂、マダックス両氏のほかに通算305勝のトム・グラビン氏、通算521本塁打のフランク・トーマス氏らが含まれた。13年の選考から残った17人を合わせた36人が選考対象となる。

 殿堂入りは同協会に在籍10年以上の記者による投票で全体の75%以上の得票が必要。結果は来年1月8日(日本時間同9日)に発表される。