<ワールドシリーズ:ロイヤルズ2-3ジャイアンツ>◇29日(日本時間30日)◇第7戦◇カウフマンスタジアム

 青木宣親外野手のロイヤルズは29年ぶりの世界一はならなかった。ジャイアンツがロイヤルズを破り、4勝3敗で2年ぶり8度目のワールドシリーズ優勝を果たした。

 青木は第6戦と同じ「2番・右翼」で出場し、1回は四球、2回は遊ゴロ、5回は左飛、8回は遊ゴロに倒れた。3打数無安打1四球に終わった。

 ジャイアンツは2-2で迎えた4回表、2連打からチャンスをつくった。1死一、三塁となったところでロイヤルズ先発のガスリーが降板し、2番手のヘレーラが登板。モースがバットを折りながらも右前に運び、ジャイアンツが1点勝ち越した。

 ジャイアンツは第5戦で完封勝利を飾ったエース左腕のバムガーナーを5回から3番手で投入した。青木は5回の第3打席、1死二塁の好機で打席に入った。カウント2-1からバムガーナーの外角スライダーをうまく流したが、レフトがライン際でキャッチ。好守に阻まれ、得点できなかった。

 ロイヤルズは9回裏2死から、ゴードンが中前打。これをセンターが後ろにそらし、走者は一気に三塁へ。しかしあと1歩及ばず、バムガーナーが5回を無失点に抑えジャイアンツが優勝を飾った。