<メッツ8-2マリナーズ>◇25日(日本時間26日)◇シェイスタジアム

 【ニューヨーク25日(日本時間26日)=木崎英夫通信員】マリナーズが50敗目もメジャー最速で到達してしまった。2-8でメッツに敗れて今季初の同一カード3連勝を逃し、黒星の数で並んでいたナ・リーグのナショナルズがエンゼルスにサヨナラ勝ちしたことから40敗目に続いて不名誉な一番乗りになった。

 イチローは50敗目の感想を問われ「聞いてどうするの?

 そんなの」とボソリ。直後に出たシーズン100敗ペースの質問には「それも聞いてどうすんの?

 って感じだよね」と素っ気なく答えた。

 リグルマン新監督に交代してから5試合で3勝と上昇気流に乗りつつあったが、中継ぎから16日ぶりに先発したバティスタが3番ライトにソロと2ランを浴び、1番レイエスには3ランを打たれて3回途中降板の大乱調。これが響いた。

 イチローは3試合ぶりの無安打だったが、3回の中直は中堅の前進守備があり、5回の犠飛を放つ直前の一打は右翼ポールの右に切れる大ファウルと惜しい当たりだった。開幕からイバネスとともに全試合に出場するイチローも疲れはピークの状態。「休みはいつだって大きいよ」。移動先のサンディエゴで明日は英気を養い、27日からのパドレス戦で出直す。