広島からFA宣言した高橋建投手(39)が2日、ブルージェイズと1年のマイナー契約で合意した。この日、高橋は代理人契約を結ぶPEG社を通じて「期待と不安が入り交じった状況です。行くからにはまず、メジャーで1勝を挙げることです。球団が決まりましたので、今後とも温かい声援をよろしくお願いいたします」とコメントした。

 ブ軍は昨季20勝をマークしたエース・ハラデーら、先発陣の3本柱はいずれも右腕。左の先発スタッフは不足がちで昨季、広島で8勝を挙げた高橋の先発能力への適性が評価された。FA宣言後、メッツなど複数球団が興味を示したとみられ、最後までメジャー契約を模索したが断念。16日(現地時間)からのキャンプには招待選手として参加し、メジャー昇格を目指す。4月には40歳になる。不惑でメジャーデビューを果たせば「日本人最年長メジャーデビュー」の記録も更新する。【酒井俊作】