メッツ五十嵐亮太投手(30)が思わぬ災難に見舞われたことが17日(日本時間18日)、分かった。用具一式の入った荷物を日本から送ってもらったが、届いた箱には大きな穴。中身を調べると、新背番号「18」が刺しゅうされたグラブ3つが消えていた。やむなく現在はヤクルト時代の「53」が入ったグラブを使用中。メ軍で53番を背負うのは、ほかでもないマニエル監督だ。五十嵐は「これじゃ監督だよね。新しいのが届いたらプレゼントしようかな」と苦笑した。

 この日は、走り込みや守備練習など軽めの調整で終えた。ブルペンには入らなかったが、メインらメジャー級投手がブルペンで投げる様子をじっと観察し、メジャーで生き残るための研究に励んだ。18日のキャンプ集合日にはエース左腕サンタナも登場。「刺激を受けるのか、前もってちょっと感じちゃいますね」と、初対面を楽しみにした。(ポートセントルーシー=佐藤直子通信員)