ポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指していたロッテ西岡剛内野手(26)が17日(日本時間18日)、独占交渉権を得ていたツインズと正式に契約を交わした。

 地元ミネアポリスは、早くも西岡歓迎ムードにあふれている。球場近くにある日本食レストラン「Nami」では、エグゼクティブ・シェフの戸沢英典さんが、巻きずし「ロックンロール」を考案して来訪を待ち受けている。

 大のツインズファンで、ミネアポリスで16年を過ごすという戸沢さんは、マリナーズのイチロー外野手(37)が遠征の度に訪れるほど、確かな腕を持つ料理人。西岡が、野球人らしからぬファッションセンスから「ロックスター」と報道されたことを受けて創作したすしは見た目も鮮やか。カイワレ、キュウリ、ゴボウ、辛めの味付けをした中落ちを巻き物とし、上部にサーモンとマグロをあしらった。最後に、天かすをちりばめ、西岡の華やかなイメージを表現した。

 「ツインズに日本人選手が加わるのは、本当にうれしいこと。慣れない土地で、大変なことも多いでしょうから、何かとお手伝いすることができればいいですね」と指南役も買って出た。西岡の活躍で「ロックンロール」がミネアポリスの名物になる日も近い?