<オープン戦:ロイヤルズ4-2レンジャーズ>◇2月27日(日本時間28日)◇アリゾナ州サプライズ

 レンジャーズ建山義紀投手(35)が1回1安打無失点のオープン戦初登板を猛省した。ロイヤルズ戦で7回に登板。先頭打者には、追い込みながらも甘めに入った88マイル(約142キロ)の直球をはじき返され、中越え二塁打でピンチを背負った。後続を右飛、一ゴロと打ち取った後にストレートの四球で2死一、三塁とピンチ拡大。最後はカーブで一ゴロに封じて切り抜けたが「結果プラス内容が求められる。このままの内容なら平行線」と厳しかった。

 課題に挙げたのはボールの多さ。ストライクは17球中9球。「打たれても勉強になる。でも四球は何も残らない」。次回登板予定日は3月3日のカブス戦。マダックス投手コーチは今後生き残りへ「他の投手と同じ。最後まで競っていい結果を出した選手が開幕ロースターに入る。彼はもちろんその候補」と明言。カブス戦は2回を投げる予定だ。【広重竜太郎】