松坂が写真家になる?

 右肘手術からの復活を目指すレッドソックス松坂大輔投手(30)が25日(日本時間26日)、カメラ修業を開始するユニークプランを明かした。10日に右肘靱帯(じんたい)の修復手術を受け、前日から本格的なリハビリを開始した一方で、余暇の時間を利用して新たな趣味を広げる考えを明らかにした。「何もやっていないと肘のことばかりを考えてしまうし、(趣味を広げれば)精神的にも楽になると思います」。

 当初、考えていたギター演奏は右肘への影響からやむなく断念。以前から写真には興味を持っていたうえに、プロ級の腕前を持つ同僚ローリーにも触発され、既にニコン社製の一眼レフを購入した。現時点で右肘は固定されていてもシャッターは押せる状態で、まずは手引書を参考に、家族の写真などを撮影し始めた。

 術後は依然として「(夜中に)鈍痛で目覚めることもある」と話すなど、長いリハビリ期間中は休養や気分転換も不可欠となる。「もっと英語も上達したいですし、たくさん本も読みたいですね」。約1年後。完全復活までの道のりが、松坂自らが撮影した写真集や個展で発表されるかもしれない。(フォートマイヤーズ=四竈衛)