伊良部秀輝氏の死去について29日(日本時間30日)、ロサンゼルス郡検視局のエド・ウィンター局長補佐が検視結果などを公表した。27日午後4時半ごろに友人が伊良部氏の自宅で遺体を発見し、警察に通報。遺書はなかった。ロープでの首つりによる窒息死が死因で、同局長補佐は「自殺で間違いない」と断定した。首つりの状況、苦しんだ後があったかなどは発表できないという。最後の目撃情報は24日だが、死亡日時については「発見されるまで数日経過していた可能性もあるが、現時点では判明していない」とした。

 また過去1年ほどは、精神科の病院に通院していたとの情報もあることから、薬物検査も実施。「薬物(抗うつ剤など)を使用していた可能性もあるが、現時点では結果待ちだ」。早ければ週明けにも正式な結果を発表する見込みだ。

 同局長補佐が取材対応した時点では遺族からの連絡はないという。連絡があり次第、葬儀社に遺体を引き渡す運びとなる。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)