メジャーリーガー岩隈の誕生が大詰めに入った。楽天からFA宣言した岩隈久志投手(30)が22日、米球団との交渉状況について「ある程度、見えてきた。年内には決めて、すっきりしたい。代理人も年内という感じで言ってくれた」と明かした。日米球界関係者の話を総合すると、交渉相手は約4球団まで絞られ、移籍先はアスレチックスかツインズが有力とみられる。

 ア軍は昨オフ、ポスティングシステム(入札制度)で米移籍を目指した岩隈との独占交渉権を落札したが、交渉決裂した経緯がある。当時、ア軍に次ぐ額を入札したのがツ軍とされる。岩隈は移籍先の第1条件に「本当に必要としてくれているか」を挙げる。変わらずマークを続けてくれた両球団の姿勢は条件に合う。

 岩隈は15日に渡米。カリフォルニア州に拠点を置く代理人ポール・コブ氏と合流し、契約合意を目指した。20日に帰国したが、滞在中にメディカルチェックを受け問題なしの診断。重視する家族の住環境もチェックした。ある球団のGMと食事する機会を持ったと明かし「アピールさせてもらった」と直接、意気込みを伝えた。他球団のGMとも電話で会話。「代理人に判断材料をまとめてもらっている」段階まで来ている。

 今回の渡米では契約合意には至らなかったが「(入団)会見は日本でもできるそうなので」と表情は明るい。この日はKスタ宮城で練習した。トレーニングを続け吉報を待つ。早ければクリスマス明けの来週にも、移籍先が決まりそうだ。