左肘靱帯(じんたい)再建手術からの復活を期すオリオールズ和田毅投手(31)が、ヤンキース・イチローとの対戦を心待ちにした。15日、福島・郡山市で「認定NPO法人

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 日本委員会(JCV)」が主催する野球教室に参加した。5月に手術を受け、現在は60~70メートルの遠投を行うまで回復。「2月にはブルペンに入ってしっかりと投げる予定でいます。3月、4月にはオープン戦ないし、実戦形式に入りたい」と、復活への青写真を描いた。

 大リーグ1年目だった今季は、春季キャンプ中に左肘の違和感を訴え、メジャー登板がないまま1年を終えた。「本当に何もできない年でした。1球も投げないのは初めて」と責任を痛感している。同じア・リーグ東地区のヤンキースには、イチローの残留が決定。「今年はどのメジャーリーガーとも対戦できていないので、すべての選手が楽しみですし、イチローさんと対戦することはすごく光栄なこと」と言った。

 同じ手術を行った松坂からは日々アドバイスを受け、カブス入りする藤川の存在も刺激にする。経過は順調で「まずはメジャーに上がらないといけない。戦う準備をしっかり整えて投げたい」と言った。1月から球団施設でリハビリを開始し、1日も早い2年目のメジャーデビューに備える。【前田祐輔】