米ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙は26日、米薬物取締局およびフロリダ当局が、ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(37)を始めとするプロスポーツ選手たちに違法薬物を与えていた可能性があるとして、医療マネジメント・コンサルタント会社の元経営者アンソニー・ボッシュ氏の捜査を行っていると報じた。警察関係者の話によると、ボッシュ氏は20人ほどの大リーグ選手およびNFL選手らに違法薬物を供給していた疑いがあり、それらの薬物にはヒト成長ホルモン、テストステロンなどが含まれるという。

 ニューズ紙によれば、大リーグの捜査員らも、ボッシュ氏、および医師を務める同氏の父親に関する情報を連邦捜査員らに引き渡したという。捜査に詳しい関係者は「連邦当局は、犯罪行為があったかどうかを決定しようとしている」と話している。