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ヤ軍ドラ2加藤が憧れのイチローと対面

ヤンキースにドラフトで指名された加藤(右)はイチローと笑顔(撮影・菅敏)
ヤンキースにドラフトで指名された加藤(右)はイチローと笑顔(撮影・菅敏)

 【アナハイム(米カリフォルニア州)14日(日本時間15日)=水次祥子】朝カレーもマネた“イチローオタ”が夢の1歩目をかなえた。ヤンキースにドラフト2巡目(全体66位)で指名された加藤豪将内野手(18=ランチョバーナード高)が、ヤ軍の遠征先エンゼルスタジアムでチームに合流し、メジャー練習に初参加。フリー打撃ではイチロー外野手(39)と同組で練習するという夢をかなえた。17日には球団のマイナー施設があるフロリダ州タンパに入り、正式に球団の一員となる。

 憧れが目の前にあった。加藤がヤ軍の練習着を身にまとい、イチローと同じフィールドに立った。話題を呼んだドラフト会議からわずか8日、遠征中の球団に合流。クラブハウスではイチロー、黒田とあいさつを交わし、試合前の練習に参加。キャッチボールやノックで汗を流した後は、イチローと同組でフリー打撃を行った。リベラやカノらとも会話しながらの練習は、高校を卒業したばかりの18歳には、夢のような時間だった。

 加藤 憧れていたイチローさんと同じユニホームを着られるっていうので、こういう経験はもうないと思います。

 喜びがあふれ出す。イチローには「これからも頑張って、いつか一緒にプレーしよう」と言葉を掛けられ、大きな励みになった。

 1歳の時、父から大きなバットとボールを贈られ野球一筋になった。子どもの頃からの憧れはイチロー。“イチローオタ”と言っていいほどのファンで、スパイクも同じものを愛用している。この日は本人とその話で盛り上がった。かつてはイチローの愛犬・一弓に会いたいと話したり、イチローをまねて朝からカレーを食べるようになったこともあったという。

 同伴した父も、憧れの人と楽しそうに話しながら練習をする息子の姿を感無量の表情で見ていた。日本ハムファンの母の影響で日本の試合もインターネットでよく観戦しているという。「(同学年の)大谷選手もテレビで見ている。ダルビッシュさんとかも、いつか対戦したい」と夢を語った。

 17日にはいよいよタンパに入り、正式契約となる見通しだ。「これからは死に物狂いで練習して、いつかはイチローさんが立ったヤンキースタジアムでプレーしたいと思います」と、メジャーへの思いを募らせていた。

 ◆加藤豪将(かとう・ごうすけ)1994年(平6)10月8日生まれ。米カリフォルニア州マウンテンビュー出身の18歳。3歳で日本に移り、神奈川で生活。6歳で米サンディエゴに戻り、野球を始める。ランチョバーナード高では主に二塁手で、在学中3度の州王者。両親はともに日本人のソニーエンジニアで、父はカリフォルニア州で野球経験があり、母は日本でバレーボール選手。188センチ、81キロ。右投げ左打ち。

 ◆加藤の今後のスケジュール 17日に自宅のあるサンディエゴから球団のマイナー施設があるフロリダ州タンパに入り、身体検査を受けてから正式契約を結ぶ予定。そのままタンパに残り、21日から8月下旬まで行われるルーキーリーグのガルフコースト・リーグでプレーする見通し。ヤンキースは同リーグに2チームを所有しており、生き残りをかけた厳しいシーズンが始まる。加藤は主に二塁を守るがタンパでは遊撃もプレーする予定だという。

 [2013年6月16日9時22分 紙面から]

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