元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(39)が、ニューヨークでアニメ映画のアフレコ収録を済ませたと4日付の地元紙が伝えた。ヤ軍選手が病気の少年と交流する物語「ヘンリー&ミー」で、薬物スキャンダルの渦中にあるロドリゲス内野手の代役として出演したという。ニューヨーク・デーリーニューズ電子版によると、収録はマンハッタンのスタジオで行われ、映画の中で松井氏も本人のキャラクターとして登場し、自らその声をアフレコ。同紙には、松井氏がヘッドホンを着けて収録に臨んでいる写真も掲載されている。

 映画は4月に公開予定で、プロデューサーのネグロン氏は「彼の収録は素晴らしかった。みんなが思っている以上に英語が流ちょうだったし、熱意を持ってやってくれた」と称賛。さらに「優れた映画の宣伝役にもなってくれるだろう」と期待した。

 ◆松井氏の映画出演

 02年12月に公開された「ゴジラ×メカゴジラ」に本人役で2シーンに出演。ジャイアンツ球場で少年に巨人のユニホーム姿で打撃指導する。自宅では停電にもかかわらず、素振りを続ける姿が描かれた。06年9月公開の米映画「もしも昨日が選べたら」は、舞台がニューヨーク。主人公が見るテレビに、ヤンキース松井が本塁打を放つシーンが映る。