マイナー契約の招待選手としてメッツのキャンプに参加する松坂大輔投手(33)について、メ軍は25日、今後も先発候補として引き続きチームに同行すると発表した。メジャーで6年以上の経験がある選手に対する規則上、この日が開幕メジャーまたは自由契約の期限だったが、メ軍側は規定の10万ドル(約1000万円)を松坂に支払ったうえで、保有権を維持することを選択。オープン戦最終戦となる29日ブルージェイズ戦(カナダ・モントリオール)の登板後に、出場登録の最終決定を下す見込みだ。

 今回の処遇に関して、アルダーソンGMはとりあえず、「5番手をめぐる競争は週末まで続く」と説明した。一方で、松坂は「モントリオールで投げます。僕に言えるのはそれだけ」と話した。ここまでオープン戦5試合に登板し1勝1敗、防御率3・86と安定した投球を続けている。