カブス和田毅投手(33)が11月12日から東京ドームなどで行われる「2014

 SUZUKI

 日米野球」のMLB代表として参加することが7日、分かった。メジャー関係者によると、この日までに所属するカ軍からの許可が下りたために正式参加が決定した。カノ(マリナーズ)プホルス(エンゼルス)らスター選手らとともに、侍ジャパンに挑みかかる。

 メジャーリーガーとして、和田が日米野球に凱旋(がいせん)参戦する。この日までに所属するカブスからの参加許可が下りたために正式参加が決定。正式な試合は11月12日からの5戦だが、親善試合を含む全7戦にカノ、プホルス、アルテューベ(アストロズ)らとともにMLBオールスターチームの一員として成長した姿を見せつける。

 ソフトバンク在籍時の06年日米野球では、NPBオールスターチームの一員として第5戦に先発している。2回にはハワード(フィリーズ)A・ジョーンズ(ブレーブス)マウアー(ツインズ)を3者連続空振り三振に仕留めるなど、5回を投げ4安打6奪三振1失点。すでにメジャー挑戦の意向を持っており、さらに思いが増したマウンドでもあった。今度は若い日本選手の前に自ら立ちはだかり、メジャーのすごさを体現する。

 12年に米挑戦してからは左肘の故障があり、3年目の今季初めてメジャー昇格を果たした。先発ローテーションに定着し、13試合に先発して4勝4敗、防御率3・25。メジャーで渡り合えることを証明した。北京五輪や第1回WBCでは日の丸を背負う誇りと責任の重さを痛感した。今回は対戦相手としてメジャー代表チームの一員となり、侍ジャパンの強化に協力することになる。