ロイヤルズ青木宣親外野手(32)が世界一へ向け動き始めた。ア・リーグを制したロ軍は17日(日本時間18日)、本拠地カンザスシティーのカウフマン・スタジアムで21日(同22日)に開幕するワールドシリーズ(WS)に向け全体練習。青木は打撃練習に取り組み、ナ・リーグを制したジャイアンツとの決戦に「倒せるように意識してやりたい」と意気込みを口にした。

 「昨日はブルワーズで一緒にやっていた元同僚(イシカワ)が最後に決めてくれた」と、相手は5年間で3度目のWS進出となる強豪に決まった。12年はテレビのゲスト解説者としてジ軍の優勝を観戦。「やはり中に入ってプレーする方が好き。最高の舞台で思い切ってやりたい」と気持ちを奮い立たせていた。疲れなど状態には「疲れはない。連勝で来ているのもある。いい状態で次の試合を迎えたい」と話した。

 地元での注目も高まっている。「レストランに食事に行ったら、みんながサインや写真を求めてきた。帰るときは拍手で見送られて、変な感じがした」という。ロ軍29年ぶりの世界一へ、すべてを力に変える。