カブス和田毅投手(33)が3日(日本時間4日)、1年400万ドル(約4億4000万円)で再契約を結び、来季もシカゴに残留することになった。年俸とは別に200万ドル(約2億2000万円)のインセンティブ(出来高)も付いた。来季の契約については球団が500万ドルのオプション(契約選択権)を持っていたが1度破棄し、新たに契約を結び直したことになる。

 今季マイナー契約でカ軍入りした和田は、7月に渡米3年目にしてメジャー初昇格。後半戦から先発ローテに定着し、13試合に先発して4勝4敗、防御率3・25の成績を残した。エプスタイン球団社長は「好不調の波の少ない投球をしてくれた。経験のある投手だけに、パフォーマンスで若手の手本になってくれると思う」と期待した。和田は11日から始まる日米野球にMLB代表として参加する。(シカゴ=佐藤直子通信員)