レッドソックス上原浩治投手(39)が29日、都内でブルペン入りした。今年初めて捕手を座らせ22球。「7割ぐらいかな」と言いながら、キレのある球を投げた。4月3日に40歳を迎える右腕には、新たな試みがあった。自主トレを共にしているヤクルト小川から下半身の使い方をレクチャーされ「あのケツの動きが素晴らしい。ホームに向かって一直線に向かっている。俺のはケツの使い方に不満がある」とフォーム改造に挑戦。

 上半身主導で投げる上原に、下半身主導で投げる小川。両者が合わさればとてつもない球が-。しかし、「全然や。タイプが違う」とあっさりギブアップ。それでも調整は順調。先週、右の臀部(でんぶ)に張りが出たが、問題なく完治。渡米前には2度ほどブルペン入りする予定で、中旬にはチームのキャンプに合流する。