<ワールドシリーズ:フィリーズ4-3レイズ>◇第5戦(サスペンデッドゲーム=6回裏から再開)◇29日(日本時間30日)◇シチズンズバンクパーク

 フィリーズが1980年以来、28年ぶり2度目の世界一に輝いた。27日の第5戦が雨天サスペンデッドとなり、前日28日も雨のため試合を続行することができなかった。試合が打ち切りとなってから46時間たったこの日、6回裏から再開。両軍1点ずつを取った後の7回裏1死三塁からフェリスの中前打で勝ち越し。最終回は今季41度のセーブ機会で失敗なしの守護神リッジが締めた。

 田口壮外野手(39)は出場しなかったが、カージナルス時代から通算2度目の世界一となった。試合後は「とにかくすごいチームです」と感激に浸った。

 MVPには1勝を挙げた先発左腕、ハメルズが選ばれた。