<ア地区シリーズ:レッドソックス4-5エンゼルス>◇第3戦◇5日(日本時間6日)◇フェンウェイパーク

 【ボストン(米マサチューセッツ州)=山内崇章】レッドソックスが地区シリーズ突破目前で足踏みした。敵地で王手をかけて臨んだ本拠地での第3戦だったが、5時間19分の死闘を落とした。07年のリーグ優勝決定戦(対インディアンス、第5戦)以降続いたポストシーズンの連勝街道も9でストップした。

 最後の打者となったコーラが三ゴロに倒れると、一塁側ベンチ最前列の松坂は、口を真一文字に結んだ。歓喜の瞬間に備えて何度も声を張り上げたが、思いは届かなかった。6回以降、エンゼルスの中継ぎを崩せず無得点。延長10回の2死満塁、11回も得点圏に走者を置いたが、いずれも好機を生かせなかった。

 右脇腹痛を抱えた先発ベケットも5回9安打4失点、4四球と誤算の内容だった。過去9度のポストシーズン先発で最短降板。フランコナ監督は「終始、走者を置いて制球に苦しんだ」と、中盤までにエースが重ねた失点を悔やんだ。

 この日の試合前、松坂は第5戦までもつれた際に備えて75球の投球練習を行った。本拠地でケリをつけたい一方で、最終戦の準備も怠れない。6日(同7日)は、第1戦で7回1失点と好投したレスターが先発する。試合後、ロッカールームを後にした松坂の表情は緊張感を漂わせていた。