2010年ワールドシリーズが27日(日本時間28日)開幕し、ナ・リーグ覇者のジャイアンツが、地元での初戦を白星で飾った。

 2年連続サイ・ヤング賞のジャイアンツ先発リンスカムが、不調ながらもWシリーズ初先発で白星を手にした。初回に1点を先制され、さらに走者の状況を間違えて野選を招く失態も演じた。それでも、打線の援護を受け、6回途中まで持ちこたえた。「頭がボーッとしていた。チームが点を取ってくれて落ち着くチャンスをくれた」。打球を左足と左太もも裏に受けるなど、受難な1日だったが、チームの勝利でにこやかな表情だった。