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黒田大フィーバー、偵察隊驚くオーラ

ブルペンで投球練習をする黒田(撮影・藤尾明華)
ブルペンで投球練習をする黒田(撮影・藤尾明華)

 8年ぶりに広島に復帰した黒田博樹投手(40=ヤンキース)が18日、沖縄2次キャンプに合流し、背番号15を披露した。「全身全霊で投げていく」と決意も新た。早速入ったブルペンでは、37球のうちツーシームなど変化球を28球投げ込んだ。視察した7球団13人のスコアラー、230人の報道陣の視線にも動じず、メジャー流の調整で発進した。

 テンポ良く、捕手のミット音が響いた。合流初日に、黒田が早速ブルペンで投球練習を行った。まだ調整段階ながら、真っすぐを9球投げると、その後はカットボール、ツーシーム、カーブ、スプリットと変化球を28球投じた。時折、日本の統一球を見つめ、感触を確認。「実戦でもある程度変化球を投げないといけないから」と説明した。右打者の胸元にツーシーム、左打者の膝元にカットボールを投げ切れるのは強みで、ブルペンで受けた会沢も「そういうふうにメジャーでやってきたのだろうし(組み立てる上で)僕も勉強になる」と技術の高さを感じていた。

 米国帰りの右腕に多くの視線が集まる。黒田が動くと、人の群れができた。1000人のファンと230人の報道陣。セ・リーグ全球団とオリックス、日本ハムを含めた7球団計13人のスコアラーが集結した。ブルペンの裏には、黒田の投球をひと目見ようと、一岡や九里ら若手投手も姿を見せた。1球1球に多くの視線が集まっていた。

 周囲の注目を一身に集めた黒田は冷静に初ブルペンを振り返る。「まだ全然自分で評価できるところまで来ていない。メジャーでのキャンプ初日のようなブルペンだったと思います」。例年2月20日前後にキャンプインしていた米大リーグ時代とほぼ同じ仕上がりは、順調な証しだ。

 8年ぶりとなる背番号「15」をお披露目した。「この仲間の力になりたい。このチームのために全身全霊で投げていく」と決意を新たにした。この日は随所にメジャー7年間の経験が見られた。ウオーミングアップからチームを離れ、トレーナーとともに入念なストレッチとウオーミングアップ。ブルペン入り後、午後1時と早めに練習を切り上げた。まだ調整は初期段階。しばらくは米国流調整を続ける。「いつも言っているように、いつ最後になるか分からない。最後のキャンプになるかもしれない」。自己流調整は米国で培った黒田流。スローペースながらも、1球の重みは変わらない。これからも広島のために全てをささげる思いを球に乗せて、心地よいミット音を響かせる。【前原淳】

<黒田フィーバーあらかると>

 ◆観衆 背番号15のユニホームを着たファンら1000人が集まった。今春40台から84台に増設された駐車場も、あっという間に満車に。ちなみに昨年、同じ沖縄2次キャンプ初日は300人。評論家も含めた報道陣は、230人が詰めかけた。球団広報は、ブルペンの人だかりに「今までにみたことがない光景。びっくりしました」。

 ◆警備員 例年、平日は2人だったが今年は7人に。22日はロッテとの練習試合が開催されることもあり、週末の例年5人体制から20人に増員して対応予定。

 ◆地元も期待 キャンプを行う沖縄市の観光協会・崎浜秀嗣事務局長(54)は「多くの人に来てもらって、この機会に沖縄市のことも知ってもらえれば」。

 [2015年2月19日11時2分 紙面から]









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