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藤浪オープン戦開幕投手 開幕第3戦濃厚

けん制、盗塁練習で、けん制球を一塁へ投げる藤浪(撮影・加藤哉)
けん制、盗塁練習で、けん制球を一塁へ投げる藤浪(撮影・加藤哉)

 阪神藤浪晋太郎投手(20)がオープン戦開幕となる21日DeNA戦(宜野湾)で先発することが18日、分かった。これが今年初の対外試合登板となる。

 21日以降は、28日のプレシーズンマッチ・オリックス戦(安芸)で、5イニング前後を投げる予定。さらに1試合を挟み、侍ジャパンへと向かう。前日17日に日本代表小久保監督が宜野座キャンプを訪問。明言した10日欧州代表との初戦に2イニング、日の丸を背負いマウンドに上がる。

 開幕投手を目指してきた藤浪だったが、メッセンジャーの開幕投手内定もあり、開幕カード3戦目の3月29日の先発に回ることが濃厚になった。1度チームを離れるが、シーズン初先発に向け調整を続けることとなる。

 この日は桑原と2人だけ指名され、メーン球場でけん制の確認を行った。一塁への送球が乱れるシーンもあり、ブルペンでの投球練習後、フィールディングの課題克服にも時間を割いた。最後のメニューは西日が差しだしたサブグラウンドでのバント処理。何度も何度も二塁送球を繰り返し、汗を流した。

 トス役は能見だった。「能見さんが手伝ってくださるということだったので。いろいろと教えていただきました」と、先輩からの転がされるボールを処理し続けた。昨季はチーム投手陣ワーストの6失策。キャンプ初日から守備練習を続けており「今年は自由にさせてもらっている。投球以外にも課題に取り組ませてもらっています」。3年目右腕が磨くのは、投球術だけではない。

 [2015年2月19日10時28分 紙面から]









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