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ロッテ脇本らが知覧特攻平和会館見学

 鹿児島でキャンプ中のロッテの2軍選手4人が練習休みの20日、同県南九州市にある知覧特攻平和会館を見学した。

 参加したのは、鹿児島県出身の二木康太投手(19)と、岩下大輝投手(18=星稜)、香月一也内野手(18=大阪桐蔭)、脇本直人外野手(18=高崎健康福祉大高崎)の新人3人。講話を30分間、聞いた後、1時間半かけて施設内を見学した。陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録など貴重な資料を見て回った。

 それぞれ、次の通り感想を述べた。

 二木「僕たちは当たり前のように野球をやっているけど、当時の自分たちと同じ年頃の方の遺書を見て、深く考えさせられるものがありました。好きな野球を仕事にしている今の自分たちの幸せさと、日々を普通に生きている幸せを感じながら1日1日を大切に初心に戻って、また明日から野球に取り組みたいと思いました」

 岩下「命のありがたさ、大切さをあらためて感じました。また、両親などの家族と普通に生活できる幸せさを感じました。当時の方の事を思うと、ただ野球を楽しむという感覚だけではなく、プロ野球選手という立場の自覚を持ち、見ている人、ファンの人に何かを伝えられるようにしないといけないと思いました」

 香月一「展示物の中に野球のバットもありました。野球がしたくても出来なかった人の事を考えると、胸がしめつけられるような思いを感じました。そういう方たちの事を考えると、野球を仕事に出来ている自分たちは幸せですし、もっと自覚をもってやらないといけないと思いました」

 脇本「最近、ニュースなどで悲しい事件などを目にしますが、ここに来て、当時の人の事を思うと、そういう悲しい事のない社会を今を生きる私たちでしっかりと作っていかないといけないのになあと思いました。自分に出来る事は限られていますが、野球選手という好きな事を仕事にしている事に甘えることなく、自分に厳しく、1日1日を大切にして野球に没頭する日々を過ごしたいと思います。そして、いつか誰かに感動をしてもらえるような選手になりたいと思います」

 [2015年2月20日12時52分]









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