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若竜ハツラツ15安打9点発進

中日対ロッテ 8回裏中日1死、右中間に2本目の三塁打を放ち滑り込む井領
中日対ロッテ 8回裏中日1死、右中間に2本目の三塁打を放ち滑り込む井領

<オープン戦:中日9-4ロッテ>◇21日◇北谷

 若竜たちがはじけた。中日がオープン戦初戦のロッテ戦(北谷)で15安打9得点の猛攻だ。けん引したのはドラフト6位の井領雅貴外野手(25=JX-ENEOS)。1回に先制の適時三塁打を放ち、火を付けた。結果が出ていなかった高橋周平内野手(21)も決勝打を含む2安打と当たりが戻り、福田永将内野手(26)は4安打。若手の活躍で、躍動感たっぷりにスタートを切った。

 「変化」を印象づける初戦だった。1回1死三塁。井領は粘って8球目を右翼線へ。俊足を飛ばして悠々と三塁に到達した。8回にも右中間三塁打でダメ押し点を演出した。「アピールするしかない立場。出させていただいているので必死です」。谷繁兼任監督は「粘りのある打撃を続けている。実戦でかなり対応している」と高く評価。6位指名でも平田や新人友永、ナニータらが競う右翼争いをリードしている。

 2年連続の4位。オフにFA選手を補強できず、戦力の上積みは不透明だった。だが新人野手4人の加入がチームを活性化している。練習試合3戦で内野安打1本だった高橋周は、しっかりとらえて2安打。監督が成長を認める福田は力強いフルスイングで全方向に打ち分け4安打。新外国人ナニータも2安打した。

 19日巨人戦は4盗塁、この日は3盗塁と、チームが目指すスピード感のある攻撃もグラウンドで表現できている。指揮官は「実戦段階が進んで、少しずつよくなっている」と快勝に納得の表情。逆襲へのうねりは静かに大きくなっている。【柏原誠】

 [2015年2月22日10時38分 紙面から]









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