阪神が第5の外国人としてプエルトリコ代表のマリオ・サンティアゴ投手(30=前ドジャース傘下3A)と合意間近であることが24日、分かった。13年WBCで日本代表の3連覇を阻止した右腕で、最強助っ人カルテットに緊急事態が生じた場合のオプションとして支配下契約を結ぶ方針だ。

 中村GMは「前向きに考えています。3月中旬ぐらいに(日本に)来られるのでは。先発だけど中継ぎもいける。外国人枠の問題は承知してもらっている。2軍でチャンスを待ってもらうことになる」と明かした。球団は第5の外国人選手として2月に入ってから、渉外担当者らがドミニカ共和国で数選手を入団テスト。その後カリビアンシリーズを視察した際、好投していた右腕と交渉した。

 サンティアゴは米大リーグロイヤルズ、韓国・SKなどを経て、13年にドジャースとマイナー契約。同年の第3回WBCでは準決勝・日本戦で先発して4回1/3を無失点と封じた。現在はどの球団にも所属していない。故障明けとの情報もあり、今後はメディカルチェックなどを経て正式契約へと進む見込み。

 ◆マリオ・サンティアゴ 1984年12月16日、プエルトリコ生まれ。米バートンルージュ・コミュニティー大から05年ドラフト16巡目でロイヤルズと契約。12年は韓国・SKに在籍し18試合、6勝3敗、防御率3・40。米国、韓国でプロ通算223試合、57勝61敗4セーブ、防御率3・76。188センチ、95キロ。右投げ右打ち。