いける、ナオボール! ソフトバンク東浜巨投手(24)が13日、教育リーグ・オリックス戦(神戸第2)に先発し、7回を2失点に抑え、開幕ローテ争いに踏みとどまった。オリックス打線に10安打されながらも、佐藤投手コーチ直伝の落ちるカーブも交え、粘りの投球で2回の2失点だけに食いとめた。

 「今日は直球の調子がよくなかったので、変化球を少し多めに投げた。途中からカーブが決まってだいぶ楽になった。四球がゼロだったことや、粘れたことは収穫。次はもっとヒットを減らしていきたい」

 佐藤コーチが武器とした「ヨシボール」が加わったことで投球の幅も広がった。倉野投手コーチも「尻上がりに良くなっていったし、カーブでカウントが取れるようになってきた」と評価した。開幕までに残された登板機会はあと1回。ナオボールに磨きをかけ、武田ら争う開幕ローテのラスト1枠をつかみたい。【福岡吉央】