無敗だったナゴヤドームで中日がついに負けた。先発八木が乱調で勝負あり-と思われたが、誰もあきらめなかった。1-7の6回に小笠原、福田が代打連続適時打。押し出し四球を挟む5連打などで5点を挙げ、DeNAを一時は1点差に追い詰めた。

 「野手は点を取られても最後まで粘り強く攻撃してくれたね」。谷繁元信兼任監督(44)の言葉に集約された。前半と同じ試合とは思えない光景が繰り広げられた。1点に封じられていた山口から、好調のドミニカントリオが3連打で無死満塁。高橋周が四球を選ぶと、もう押せ押せだ。

 「代打小笠原」のコール。この時点でまだ4点差もあったが、一気呵成(かせい)の大逆転を期待するチャンステーマがエンドレスにかかる。そして小笠原は中前へ。「何とかつなげようと思った」。続く代打福田も「流れに乗って、勢いでいきました」と中前に打ち返した。大島の遊ゴロでついに1点差に詰め寄った。

 DeNAの継投で逃げ切られたが、振り返れば8回までは毎回安打。相手を上回る14安打を連ねた。最終回には守護神山崎康を引っ張り出した。首位を争うDeNAに重圧をかけ続け、今日の第3戦につながる展開にしたのは収穫だ。

 ホーム連勝は7で止まり、1日で2位タイに逆戻り。「全部勝てたらそれに越したことはないけどね。いつも言っているけどミスは反省して、日々新たにがんばっていく」と指揮官は平然。黒星でも、本拠での強さを逆に見せつけた。【柏原誠】